台湾短期留学レポート (H24年度)

 

筑波大学と国立台湾大学との交流活動の一環として、平成24年度短期派遣留学に参加した大学院生のレポートを紹介します。
筑波大学医学系では、日常的な国際性を育むとともに、海外での経験の涵養も重視しています。ここで紹介するレポートには、海外に出て行った大学院生たちが、何を感じ何を学んできたのかが、それぞれの言葉で語られています。
2週間という短い留学期間ですが、台湾短期派遣学修に参加した学生は皆、ひとまわり大きな人間になって帰ってきます。このレポートから、彼らが海外での経験で得たものが何かわかるかも知れません。どうぞ、追体験してみてください。
 
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浅部 幸紹 : フロンティア医科学専攻 M1

受入研究室:Dr. HY Chou 研究室

 
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 私が今回の国立台湾大学短期派遣へ参加を希望した理由は主に二つある。一つ目は自分の普段行っている場所以外において、研究手法の開発に触れる機会を得ることで、私が日々感じている「新しい研究手法による新しい発見」という研究における最もすばらしい局面に立ち会うチャンスを得たいと考えたからである。私は普段、白血病細胞株や大腸菌などを材料として、分子生物学的手法によりDNA、RNA、タンパク質を扱い、PCR法、シークエンス法、定量的PCR法、ウエスタンブロット法などにより解析している。まだ本格的に実験を始めて1年半ほどしか経っていないが、基本的な実験手法の習得が非常に重要であるということを学んだ。さらには、最近では、新しい技術を身につけることで、新しい事実を発見するチャンスが広がっていく、ということを実感している。

 二つ目は海外へ行くことにより、研究面だけでなく、研究者同士のネットワークに参加する機会が得られ、また、異分化圏で全く異なる考え方に触れることでより広い視野で研究に取り組めると考えたからである。実験技術の習得も大事な目的だが、海外の知り合いを作ることで将来、研究においてメリットが得られると思っている。

 私は今回の短期派遣で上記二つの目的を達成することができた。一つ目の目的では、新たに共焦点顕微鏡やTotal Internal Reflect Fluorescence(TIRF)を経験することができた。これは今までやったことのない実験だったので、これからの実験で生かしていきたいと思う。 二つ目の目的においても国立台湾大学の多くの学生と知り合うことができた。これはこれからの研究生活において海外の研究者と切磋琢磨できると感じている。

 私はこのプログラムに参加する前は、きちんと英語でコミュニケーションがとれるか不安であったが、実際に参加してみて、それは杞憂であったと感じた。確かに自分の英語力は高くないが、一生懸命伝えようとすると台湾の学生たちも理解しようとしてくれていた。日本人は文法を気にするためあまり話さないと言われるが、間違ってもいいからどんどん話しかけることが大切だと学んだ。

 今回は2週間の短期派遣であったがとても多くのことを学ぶことができた。2週間という短い期間でさえ多くのことを吸収できたので、次回またこのような留学の機会があるのであれば積極的に参加したいと思っている。

 

 

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