台湾短期留学レポート (H23年度)

 

筑波大学と国立台湾大学との交流活動の一環として、平成23年度短期派遣留学に参加した大学院生のレポートを紹介します。
筑波大学医学系では、日常的な国際性を育むとともに、海外での経験の涵養も重視しています。ここで紹介するレポートには、海外に出て行った大学院生たちが、何を感じ何を学んできたのかが、それぞれの言葉で語られています。
2週間という短い留学期間ですが、台湾短期派遣学修に参加した学生は皆、ひとまわり大きな人間になって帰ってきます。このレポートから、彼らが海外での経験で得たものが何かわかるかも知れません。どうぞ、追体験してみてください。
 
line_rt
 

森 幸太郎 : 生命システム医学専攻 D1

専攻分野:感染生物学

受入研究室:Dr. TK Li 研究室

 
line_rt
 
 

 今回台湾短期派遣に参加させていただいた目的は、①国際的な競争力、コミュニケーション能力を身につけること、②現在の研究室以外の環境での研究活動を経験すること、③国立台湾大学の同年代の学生と親しくなることでした。台湾短期派遣のメインイベントであるラボローテーションでは李財坤教授の研究室でお世話になり、今まで名前は知っていても経験したことがない実験系から名前も知らない実験系まで、数多くの実験技術を体験することができました。また、単純な 細胞培養の操作等においても細かな工夫が見受けられ、今後の自分の実験に活かしていこうと思います。受け入れ先の研究室の研究テーマは馴染みのないものでしたが、研究室の学生の方々と綿密に討論を交わし、自分が理解できるまで同じ説明を何回もしていただいたおかげで、研究の背景、意義、実験の目的はしっかり把握することができました。実験スケジュールは既に綿密に計画されており、複数の実験を同時平行して行うことができました。特にすばらしかったのは、4日間で行った実験は全て独立した1つ1つの研究テーマに基づいており、そのアッセイ系もそれぞれが異なっており、自分の経験したことのない実験ばかりでした。たった4日間で多くのアッセイ系のプロトコールをいただき、体験させてもらえたことは非常に貴重な経験となりました。プレゼンテーションの作製については、これまで筑波大学で培ってきた基本が発揮されたと感じています。ストーリー作りについては綿密に研究室の学生の方々と討論し、自分の研究テーマと少しでもリンクした発表作りを心がけ、李財坤教授の研究を土台に、自分が筑波大で得た知識を融合した、個性あるプレゼンテーションが作れたと確信しています。しかしながら、プレゼンテーションを作っていく際に一番障害になったのは、私の英語力でした。李財坤研究室の学生の方々は英語が堪能であり、またサイエンスに関しても卓越していたため、私が言いたくてもうまく表現できないことに対してもフォローしていただけたということが頻繁にありました。自分とNTUの学生との英語力、サイエンスの知識の差が大きく離れていることを痛感しました。台湾に出発する前には、国際的な競争力をつけるためにはとにかく英語を勉強しなくてはいけないと強く感じていましたが、それだけでなくサイエンスに関する力も精進していかなければならないということを、今はしっかり肝に銘じています。当然忘れてはいけないことでしたが、今回の機会に気づくことができ、救われた思いです。また、この4日間で李財坤研究室の学生をはじめ、多くのNTUの学生と親しくなることができ、日本に帰ってきた現在でも頻繁に連絡を取り合っています。今後の研究、教育、そしてプライベートにおいても最高の友人になれたと確信しています。

 今回の台湾短期派遣を終えて、将来海外へ留学したいという思いは強くなると共に、留学をする際に自分に足りない点を把握することができました。今回の経験を活かし、将来の海外留学の準備をしっかりとすすめていこうと考えています。今回は貴重な経験をする機会を与えていただき、ありがとうございました。

 

 

line_yt

 

授業風景1

 

授業風景2

 

記念撮影