武者修行型学外学修レポート (H23年度)

 

 武者修行型学外学修」は、大学院生の自立性、学際性、国際性の涵養の観点から、大学院教育の実質化を推進するため、平成17年度から継続的に実施しているキャリアアップ支援のプログラムです。

 各年度公募時に提出された海外武者修行計画から、審査により採択課題を決定します。

 大学院生自らが課題を設定し、指導教員のみならず外国の大学院生等との交渉や企業との交渉を通じて、活動計画を立案し、国際会議・国際的なトレーニングコースへの参加はもとより、国内外の研究機関との共同研究、国外教育組織での教育研究補助活動を実施します。

 「武者修行型学外学修」は、授業として単位振替え可能なコースも用意されています。

 
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疾患制御医学専攻 D1 星 崇仁

学外学修期間:2012年2月14日 – 2012年2月21日

渡航先:アラブ首長国連邦 アブダビ

参加学会名:WOC 2012; World Ophthalmology Congress (世界眼科学会)

 
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World Ophthalmology Congress 2012参加報告

 

今回、平成23年度武者修行学外学修の支援を受けて、2012年2月16日から20日にかけて、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビにて開催された、 World Ophthalmology Congress 2012(WOC, 国際眼科学会)に参加致しましたのでご報告致します。

 

国際眼科学会は1857年にブリュッセルで初めて開催された歴史の古い学会です。現在では2年ごとに開催されており、世界中の眼科医が研究成果を発表し 合う貴重な場となっています。今回は開催地が中東であったためか、学会の参加者はアメリカやヨーロッパでの国際学会とは違い、インドや中国からの参加者が 多かったようです。

 

ポスター発表は各プレゼンターが事前にパワーポイント形式のポスターを登録し、参加者は会場に設置してある大型ディスプレーで閲覧するシステムとなって いました。今回、私は「増殖糖尿病網膜症に対する硝子体手術後の前房フレア値の経時変化」というタイトルでポスター発表を行いました。質疑応答などの規定 がなかったため、残念ながら発表者と参加者との活発な議論はありませんでしたが、ディスプレーに自身のポスターを表示した際に、インドから参加していた先 生から発表内容に対する質問を受けました。私の研究で用いた機器は日本で開発されたものであり、質問をしていただいた先生はこの発表で初めてその機器を 知ったとのことで、興味を持っていただけたようでした。また、今回の発表に関連する網膜硝子体分野のポスターを閲覧し、日本では行われていない新しい手術 方法など、興味深い情報を得ることができました。口演での発表も多数行われており、難治性網膜剥離に対する硝子体手術のセッションでは、各国のトップクラ スの硝子体術者による、症例報告や様々な術式による手術成績の違いなどについての発表、ディスカッションが行われていました。そのセッションでは7人の発 表者のうち、2人は日本の先生であり、この分野における日本のレベルの高さを感じました。

 

また、会期中、学会主催で行われたCultural Nightに参加しました。現地の料理とともにアラブの伝統的なダンスや楽器演奏などが披露され、アラビアの文化に触れることができました。

 

今回WOC2012に参加し、国際学会での発表を通して自分の研究結果を発信し、また同じ分野での海外での研究の方向性を知ることができた大変有意義な 経験でした。この経験を生かし、2年後のWOC2014(東京)でさらに多くの有益な情報を発信,収集できるようにしていきたいと考えています。

 

最後に今回ご支援頂きました先生方、事務局の方々に、厚く御礼申し上げます。

 

 

アブダビ国際コンベンションセンター

 

オープニングセレモニーの様子

 

 

Cultural Nightでの歓迎の舞踏