台湾短期留学レポート (H22年度)

 

筑波大学と国立台湾大学との交流活動の一環として、平成22年度短期派遣留学に参加した大学院生のレポートを紹介します。
筑波大学医学系では、日常的な国際性を育むとともに、海外での経験の涵養も重視しています。ここで紹介するレポートには、海外に出て行った大学院生たちが、何を感じ何を学んできたのかが、それぞれの言葉で語られています。
2週間という短い留学期間ですが、台湾短期派遣学修に参加した学生は皆、ひとまわり大きな人間になって帰ってきます。このレポートから、彼らが海外での経験で得たものが何かわかるかも知れません。どうぞ、追体験してみてください。
 
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フロンティアM2 伊東 郁恵

受入れ研究室:
Laboratory of Plant Molecular Biology & Virology(Dr. Shin-Shun-Lin)/ Molecular Biology Lab(Dr.ST Ding)

 
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 今回の国立台湾大学への研究教育交流短期派遣で、2つの研究室でのLab Rotation、CBT Summer Courseを通して多くの貴重な体験をさせて頂いた。日本での自分の専攻分野とは異なる分野を学ぶことで、ヒト、植物、ヒト以外の動物と対象は異なっても、サイエンスの基本となる部分は同じであるということを学び、私自身の考え方は柔軟性に欠けていることを痛感し、非常に勉強になった。

 Lab Rotationでは、Plant Molecular BiologyとMolecular Biology (Animal)の研究室にお世話になった。Plant Molecular Biologyでは、植物には抗体などの免疫システムが無いこと、microRNAについての研究は植物の分野でとても盛んなことを学んだ。 Molecular Biology (Animal)の研究室では、対象がブタなどの動物であること以外は、遺伝子の機能解析の研究アプローチはヒトと共通であることを学んだ。植物と動物の 研究を知ることでhomologous gene研究の大事さを理解した。

 CBT Summer Courseでは、バイオテクノロジー実験技術を学んだ。Immunofluorescence StainingとPCR-DGGEは、初めて実際に経験する実験技術だったので、実際にやってみてとても勉強になった。他の実験についても、実際にやってみると実験技術についての理解ができていないことを実感した。国立台湾大学の学生との交流を通して、良い刺激をたくさん受け、本当に素晴らしい体験をすることができた。この経験をこれからの自分の研究に活かしていきたい。

 今回の国立台湾大学への研究教育交流短期派遣では、たくさんの方々にご協力いただきました。熱心に指導をしてくださった国立台湾大学の先生方、Lab Rotationを受け入れてくださった研究室の方々、見学させていただいた各施設のスタッフの方々、さらにその関係者の方々に深く感謝いたします。